大きな声を出す

大声を出して横隔膜を動かそう

ストレス解消法には様々な方法がありますが、今すぐにでもモヤモヤを吹き飛ばしたい時は「大声を出す」という対処法が有効です。そもそもストレスや緊張状態が長く続くと、横隔膜の機能は低下して交感神経と副交感神経の切り替えも上手くいかなくなります。そしてその結果、交感神経が優位になって更にイライラが募るという悪循環に陥るのです。しかしお腹の底から声を出すと、自然と横隔膜も動き自律神経にも刺激を与えられるので、リラックスに必要な副交感神経を優位にさせることが出来ます。大声を出すと人に迷惑をかける、八つ当たりしているような行為と感じる人もいるかもしれませんが、体の中では良い方向へ好転させられる立派なストレス解消法なのです。

自宅で大声を出す時は寝具を使おう

思いっきり大声を出せる場面と言えば、カラオケやスポーツ観戦などが挙げられます。カラオケでは自分の好きな歌を大きな声で熱唱し、スポーツ観戦では贔屓のチームや選手に対して声援を送るというのがごく普通なので、誰にも迷惑をかけません。いずれも楽しい事なので、終わった後は気持ちもスッキリし、明日からまた頑張ろうという活力も湧いてきます。またお金を一切かけず、すぐにストレス発散したい時は、自宅で大声を出すという方法もあります。もちろん他の家族や近所への迷惑も考える必要がありますが、例えば枕に顔を押し付けたままの状態や布団の中に潜り込んで大声を出すと、外に漏れだす声も最小限に抑えられます。実に単純な方法ですが、ひとしきり大声を出せば溜まっていたイライラも解消できるかもしれません。